いつか また晴れる
雨が降ったって
いつか やんで
空に綺麗な虹がかかって
きっと いつか
たとえば
育児ノイローゼの母親に
育児の勉強会のVTRと偽って
その間 赤ちゃんは預かって
面倒を見るからと
それまで
四六時中
赤ちゃんと一緒で
ろくに眠れず
ふらふらの母親は
柔らかいソファに座って
よくわからない映像を見ながら
暫く眠ってしまったらしい
それでも皆 とても優しくて
嬉しかったと
それまでは
赤ん坊の世話に追われ
夜になって
やっと帰ってきたと
泣く思いだったのに
仕事から帰宅した夫は
寝転がってTV見てるだけだった
そんな毎日で
初めて誰かに助けてもらった母親が
また誘われて
そこへ行ってしまうのは
誰にも責められない
おかえりなさいと優しく微笑んで
温かく迎えてくれる人たちに
繰り返し
同じVTRを見せられるらしい
そのうちに
徐々に教え込まれて
信頼しきった頃に
実は宗教だと知らされる
もうそれが正しいと洗脳されているから
あとは言いなりに信者になっていくだけ
誘っても
『いいお話だけど私にはちょっと』
と10人中9人には
すぐに断られるらしい
よほどつらくて苦しい人だけ
藁にもすがる思いで
引っかかってしまう
欺瞞の勧誘
家のない浮浪者を
バスで連れ去って
原発の下請け仕事に
従事させてピンハネしたり
狭いアパートに
連れて行って
生活保護費を
取り上げたり
というのと
大差ない
むしろ
お金を根こそぎ奪うために
心まで支配するという
発想の怖ろしさ
日本人奴隷化計画
自分では
抜け出せない
不幸の連鎖から
救い出すのは
行政の仕事のはずなのに
蓄財に夢中なのか
悪者の一味と成り果てているのか
誰一人 動かない
相談？
それから？
まず
システムを変えないと
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