日本は世界の逆を行っているって
精神医療
たしかに
ずっと閉じ込めておくイメージがある
実際にお仕事の一環で
怖かったけれど閉鎖病棟にも行った
一番印象に強く残ったのは
誰かに手を振り続けている入院患者でも
よくわからないことを話し続ける人でもなく
暗い顔で行き来する医師たちの
何をしたって治りっこない
と諦めきっている絶望の硬い表情だった
でも欧米の映画では
戦争に行っておかしくなってしまった
たくさんの人たちも
自動で入れるお風呂のカプセルに
皆一斉に定期的に入れられて綺麗になって
運動も外で太陽を浴びて
自由に過ごしていたし
原因や状態によっては
必ず数年後には治ると力強く断言する
希望に溢れた医師たちが普通にいた
心はデリケートだから簡単に壊される
どんな人でも
自民党だってカルトに染まってしまったように
CMやテーマソングを
繰り返し聞かされるうちに
どんな曲でも名曲に聞こえてしまうように
心が強い弱いの問題じゃない
もしかしたら心のお医者さまが
身近にある環境かどうかで
かなり違うのかもしれない
先日読んだ猫を処方する病院の本みたいに
猫で治ることだってあるに違いない
一度壊れてしまったら
元に戻すのはとても難しいと
思っていたけれど
精神医療の先進国に
学ぶべきことがあるかもしれない
0 件のコメント:
コメントを投稿